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| 祖国とは国語
「祖国とは国語」は、いま「国家の品格」(新潮新書)がロングセラーになっている数学者・藤原正彦さんの著書である。その中で藤原さんは、市場原理の名で弱肉強食が正当化され、格差社会という「不安定でやすらぎのない」時代になっていることを憂え、正業につかぬ若者の増、治安の悪化もあわせ、国全体の体質がひどく劣化したと断じておられる。その原因は、これまでの教育改革がすべて裏目だったことにあり、特に「ゆとり教育」路線の本格化で生徒の学力が低下し続け、ゆとり教育でなくすはずの落ちこぼれ、いじめ、不登校、学級崩壊なども減る兆しがないと厳しく批判している。そして「国家の体質は国民一人一人の体質の集積であり、一人一人の体質は教育により形づくられる。すなわち、この国家的危機の本質は誤った教育にある」と結論付け、まず手をつけるべきは小学校の国語教育強化で、「国家の浮沈は小学校の国語にかかっている」と強調される。藤原さんのこの思いは「国家の品格」「古風堂々数学者」などの著書で繰り返し訴えられている。 |
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